6月4日(土)、梅雨の合間を縫うような晴天の日、無事
「大怪獣サミット大阪8」を開催させていただきました。
今回の特別ゲストは、元祖ゴジラ俳優の
中島春雄さん。
80歳を越えてなお、ますますお元気な中島さんが仰るには、大阪に来られるのは1970年の万博か、同時期に梅田の百貨店屋上で開催された怪獣ショー以来との事。
当時万博会場で行われた特別イベントは、中島さん演じるゴジラと、ガメラやジャイガーが共演したという伝説のショーで、中島さんはその経験を買われて、殺陣等の指導も行われたそうです。
大阪イベント初の40人越えとなった今回の大怪獣サミット。狭い会場にわんさかお客様が詰めかけてくださり、さながらサ●エさんのエンディングの山小屋状態でしたが、幸いクーラーがよく効いてくれました。クーラー増設で会場から拍手が起きるのはキャストの大阪イベントぐらいなものでありましょう。
イベントは、いつもの通り中島さんのご到着までは司会の木原さんとキャスト社員による四方山話や、当日販売の商品紹介からスタート。キャスト社員の悪ノリ(笑)で、ここ最近の恒例となってきた無茶振り企画
「レジンシェフとうけけ団」さんの新作紹介も交えつつ進行。
ほどよく会場の雰囲気が盛り上がったところで、御大・中島さんをお迎えしました。
芸歴も長く、歩く東宝特撮史といっても過言ではない中島さんとの対談とあって、司会の木原さんも限られた時間のなか、着ぐるみ演技に的を絞って話題を進めることに。
「バラゴンとか四つ足怪獣の場合、覗き穴が下を向きますよね?どこから外を覗いてるんですか?」
「んなもん、見えないよ。だから、カン。カンでやるんです。」
「高い所から飛んだり、水に入ったり、危険な撮影も多かったんですね」
「とにかくやれ!と言われたらやらなきゃね。ツライとか無かったね。そういう仕事だからね。撮影が終わったら、オヤジさん(円谷英二監督)がスっと来て、『ケガしなくて良かった良かった』とか言うんだよね。ハハハ」
中島さんのお話は、着ぐるみ演技の実際から、共演された小人のマーちゃん(ミニラ役)の話題など様々に及び、あっという間に時間が経ってしまう濃厚なトークライブになりました。。
サイン会で写真を頼まれると、お客さんの肩をガチっと抱いてフレームに収まる中島さん。
何よりもファンを大事にされているという中島さんのサービスに、お客様も大満足の様子でした。
怖いゴジラ、強いゴジラ、愛嬌のあるゴジラ、哀愁を感じさせるゴジラ。
全身全霊でゴジラという主役を演じて来られた中島さんの「仕事」の数々は、まさに伝説と呼ぶに相応しく、今もなお多くのファンの心を捉えて離しません。
中島さん、これからもどうぞお元気で!
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