いつもお世話になります、怪獣・特撮玩具のキャストです。
先月来告知させていただいておりました
「銀座シネパトス・モスラ誕生祭」を
7月30日(土)、無事開催させていただきました。
当日は本当にたくさんのお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。
モスラ誕生祭スタッフ一同、心より厚く御礼申し上げます。
それでは、豪華ゲストと映画3本立ての8時間をダイジェストで振り返ってみましょう。
●50年ぶり、感動の兄弟再会!

モスラ誕生祭は第一作「モスラ(1961)」の上映でスタート。
旧作の上映ではフィルムの劣化が激しいことが多く、この記念すべき作品を少しでも
美しい画質でご覧頂きたいと、シネパトス支配人が東京フィルムセンターからの借出し
に尽力してくださり、おかげで、大変良好な状態での上映が可能となりました。
映画上映終了後、この映画で言語学者・中條信一役を演じられた小泉 博さんをお迎
えしてのトークショー。
「モスラ(1961)」「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣地球最大の決戦」「ゴジラ×モスラ×メ
カゴジラ東京SOS」と、東宝特撮映画ではモスラとの競演も多い小泉さんは、この映画
祭に最も相応しいゲストのお一人といえます。
小泉さんからは、「モスラ」が当時の東宝ではかなりの超大作扱いだったこと、ジェリー
伊藤さん、フランキー堺さんをはじめ共演者の方の思い出、「東京SOS」で42年ぶりに
演じた「中條信一」というキャラクターへの思い入れなどを語っていただきました。
さて、8月にお誕生日を迎えられるという小泉さん。
「誕生祭」つながりで一足早いお誕生日のお祝いにかけつけて下さったのは・・・・。

なんと、「モスラ(1961)」で中條信一博士の弟役を演じられた
田山雅充さんでした!
このサプライズゲストの登場に、お客さんだけでなく小泉さんもびっくり。
実に50年振りの兄弟再会が記念すべきこの日に実現したのでした。
思わず「随分お痩せになって!」と田山さんに声をかけられる小泉さんに、会場も爆笑。
「春うらら」などのヒット曲をはじめ、現在はシンガーソングライターとして活躍されて
いる田山さんの軽妙なトークも相まって、トークショーは大いに盛り上がりました。

この感動の一幕をはじめとして、「モスラ誕生祭」はさらに続きます。
そう、スタッフが今回の「モスラ誕生祭」に込めたテーマは、《再会》だったのです。
●ついに小美人登場!

モスラといえば小美人。
その小美人の二代目を演じられたペア・バンビの杉浦洋子さんが「モスラ誕生祭」
二人目のゲストです。
引退されて以降、芸能界からはすっぱりと身を引かれ、今は主婦として、母として
人生を謳歌されている杉浦さん。実は公開以来「南海の大決闘」をご覧になること
は無かったそうです。久しぶりに作品を観てみたい、という杉浦さんのご希望で、
当日こっそり映画館に来ていただき、娘さんと一緒に映画をご覧になった杉浦さん。
ここにも45年振り、スクリーンの中のご自身との《再会》のドラマがありました。
映画をご覧になり、感無量の思いとおっしゃる杉浦さん。
割れんばかりの拍手の中、スクリーンの前に立つ杉浦さんは、あの頃のままの美しさ
でした。
モスラの羽根はススキの穂を利用したものだったこと、共演の宝田明さんに優しくし
ていただいたこと・・・当時の思い出を溌剌と語られる杉浦さん。
ペア・バンビとして一緒に活躍されていた双子の姉・岡田ゆうこさんは、残念ながら既に
お亡くなりになられたとのこと。
「きっと、姉もこの会場に来てくれていると思います。」
そんな杉浦さんの言葉が心無しかユニゾンで聞こえたのは、気のせいでしょうか。
●モスラ、平成に羽ばたく!
近作だけにリバイバルの機会も少なく、しかもモスラ単独シリーズの作品とあって、
是非クローズアップしたいと考えていた平成モスラシリーズからは第一作を上映。
もちろんゲストはこのシリーズの立役者である川北紘一特技監督です。
怪獣の感情を丁寧に描くということ、凄絶な生命のやり取りも躊躇せずに描くということ、
平成モスラシリーズには、川北監督が長年培ってきた怪獣演出のこだわりが込められ
ていました。
デジタル技術の進歩によって、これまで出来なかった特撮イメージの表現が可能になっ
たことも平成モスラの見所のひとつと語る川北監督。
アナログとデジタルの両方を技術を経験した川北監督ならではの言葉には重みがあり
ました。
そんな川北監督の新作は、バンダイ社から発売される新商品「S.H.MonsterArts」の
プロモーションムービー。平成ゴジラファンなら、おお!と手を打つ川北ゴジラ映像の
つるべ打ちが楽しめます。現在第1弾PVが
オフィシャルサイトで公開中です。
さて、ここで二人目のシークレットゲストが登場。
川北監督に久々に会いたいとやってきたのは、なんと「ゴジラVSスペースゴジラ」に登場
した妖精(フェアリー)モスラのプロップ・・・・ではなくて、それを手にした一人の女性。
「モスラ(1996)」で後藤家の長女「若葉」役を演じた藤沢麻弥さんでした。
藤沢さんにとっては公開時の舞台挨拶以来という川北監督との《再会》、
会場のお客さんにとっては、記憶の中ではずっと子役のままだった若葉ちゃんが大人に
なった姿との《再会》です。
予期せぬサプライズにどよめく会場。
「モスラ(1961)」以降、一時期お芝居の仕事から離れていたという藤沢さんは、
今再び、
スーパー・エキセントリック・シアター所属の劇団員として活躍されています。
当時、共演者の方々とは本当の家族のように親しくしていたという「後藤家」の思い出、
特撮スタジオを見学して、モスラ幼虫の特撮シーンを見て感動したというお話など、
時間の許す限り語っていただきました。
どこから調べたものか(笑)、藤沢さんが実はモスラと同じ7月が誕生日であるという情
報をつかんだ司会の圓山氏、密かに川北監督と示し合わせて、藤沢さんにお誕生日プ
レゼントのサプライズ!川北監督から花束を渡された藤沢さんもびっくりという一幕もあり
ました。
・・・・とここでまだ終わらないのが「モスラ誕生祭」。
さらに、藤沢さんのお兄さん・後藤大樹役を演じられた二見一樹さんからのビデオメッ
セージが上映され、スクリーン越しではありましたが、ここでも感動の《兄妹再会》が!
子役時代の面影を残しながら好青年に成長された二見さん。スケジュールの都合で
ご出演はかないませんでしたが、せめてメッセージだけでもとご協力いただいたこの
映像が、「モスラ誕生祭」最後のサプライズでした。
ご来場のお客様方と、ゲストの方々のご協力で成功した「モスラ映画祭」。
毒鱗粉を喰らわばなんとやら、8時間の長丁場を乗り越えてレイトショー上映「アワモ
リくん乾杯!」にも参加した強者数十名の方も含め、全てのお客様とゲストの方に、
あらためてスタッフ一同より厚く厚く御礼申し上げます。
皆様、ありがとうございました!
そして・・・・
■急告!
2011年11月3日(祝)
ゴジラ誕生祭2(仮)
開催決定!!
まだ何も決まってないけど、乞うご期待!(笑)
■さらに・・・・
ここまでお読み頂いた読者の方にも「モスラ誕生祭」開催記念サプライズ!
当日頒布・販売した以下のアイテムを抽選でプレゼントいたします。
・モスラ50周年記念ポスター・・・10名様
・全モスラブロマイド〈上〉・・・・・・・3名様
・全モスラブロマイド〈下〉・・・・・・・3名様
・特撮大百科FS・小美人ペンダント・・・5名様
ご希望の方は、
【お名前】【お電話番号】【景品ご送付先】
【当選発表して差し支えないハンドルネーム】をご明記のうえ、
info@cast-web.net 株式会社キャスト「モスラ誕生祭プレゼント係」まで
メールをお送りください。
ご応募の締切は2011年8月20日(土)PM11時到着分まで。
抽選結果とお届け予定日は8月21日当ブログにて発表いたします。
※景品はお選びいただけません。
※「モスラ誕生祭」上映作品について
「モスラ誕生祭」にて上映いたしました「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」のプリン
ト状態が悪く、お客様には大変見づらい思いをおかけいたしましたことを深くお詫び申
し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
経年劣化によるプリントの退色、キズ、音飛びなどは、こうした旧作上映では避け難い
ものになっているというのが実情です。
今回、東京フィルムセンター様のご協力を得て「モスラ(1961)」は良好な状態で上映
することが出来ましたが、今後上映する全ての作品で同じことが出来るとは限りません。
またそのために入場料が今以上に高額になることを避けたいという思いもあり、
私どもスタッフもお客様と同じくジレンマを抱えています。
それでも、お客様に映画館の大画面で怪獣映画をご覧頂くことで、ご家庭で映像ソフ
トを観ることとはまた違う楽しみをご提供できるものと考え、イベントを企画いたしており
ます。どうか事情お察しいただき、今後ともご理解・ご寛容・ご協力をいただけますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
〈モスラ誕生祭スタッフ一同〉
●「モスラ誕生祭」一部ゲストの方のインタビューなども満載!
「モスラ映画大全」発売中!
●高音質・デジタルマスタリング盤
「モスラ(1961)」サウンドトラックCD、絶賛発売中!
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