いつもお世話になり、まことにありがとうございます。
特撮・怪獣玩具のキャストです。
8月より毎週末開催させていただいておりました「特撮大百科まつり2011」に、たくさんのご来場を
賜り、ありがとうございました。この場をお借り致しましてスタッフ一同より厚く御礼申し上げます。
そんな「特撮大百科まつり2011」のクロージングイベントとして9月24日に開催させていただいた
「特撮大百科トークライブ3」のレポートをお送りいたします。
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特撮大百科トークライブ3
大爆笑!権威なき怪獣映画クイズ王決定戦レポート!
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最寄り駅からも遠く、おまけにお店は小ぢんまりという、超ミニマムな販促イベント「特撮大百科まつり」のラスト1日を飾るスペシャル企画・特撮大百科トークライブが9月24日、キャスト1Fのイベントスペースにて開催されました。
シークレットゲスト登場!
さて大阪イベント初、注目の「シークレットゲスト」は・・・・。
なんと、
中野昭慶特技監督でした!
2009年4月の「大怪獣サミット大阪」ご出演以来の来阪となる中野監督の登場に、お客さんは大喜び。
今回はクイズイベントの大審判としてお招きした中野監督ですが、折角ですから怪獣のお話もお聞きしたいと、ミニトークライブをお願いしました。
聞き手は自ら「ガイガン」を名乗るほどのガイガン好きという特撮ライターのガイガン山崎さんと、漫画家の山本サトシさん、特撮ライターの圓山剛士さん。
中野監督には、ガイガンに和風の意匠である「十二単」のデザインを採用し、その体色の一部に鮮やかなグラデーション彩色を試みていたという裏話や、昆虫ブームを反映したメガロ誕生の経緯、果ては吉村公三郎監督作品(「安城家の舞踏会」「偽れる盛装」などで知られる映画監督)を例にとった映画の色彩設計についての考察など、数々の興味深いお話をお伺いしました。
(下の写真は、ガイガン山崎さんがここぞとばかりに着てきた「ガイガンTシャツ」を指しながら、解説を加える中野監督)
大波乱(!?)のクイズ大会!
さて、そんな中野監督をお迎えしてのメインイベント「権威なき怪獣映画クイズ王決定戦」。
今回の解答者に選ばれたのは、実は大の怪獣ファンとして知られる漫画家の山本サトシ先生(「ポケットモンスターSPECIAL」ほか)と、現在活躍中の若手特撮系ライターのガイガン山崎さん、圓山剛士さんという、怪獣とは切っても切れないややこしい人生を歩んでいる3人の強者たち。
さらに、かつてTVチャンピオン「第1回 怪獣・怪人王選手権」に出場した畑山敦紀さんをMCに、古参特撮ライターであり、弊社代表でもある中村哲を助っ人解答者に迎え、《怪獣クイズを通じてウンチクを語る》という、ほんのちょっとだけアカデミックなイベントを計画していたのですが・・・。
なんと、こと怪獣にかけては並ぶ者がいないと噂され、こんなイベントのために
予習までして臨んだと言う、やる気まんまん優勝候補のガイガン山崎さんが、緊張のなせるワザか、実は本番に弱かったという信じ難い弱点をのっけからさらけ出し、パカパカ早押しする割には珍解答を続出(笑)。
まさかの事態に、お客さんからゲストに至るまで会場全体が呆気に取られてしまい、その後もガイガン山崎さんは自ら陥った制御不能状態から脱する事が出来ず、山本先生と圓山さんのコツコツとした優勝争いが地味にみえるほどの一大ワンマンショーを展開。知っている筈の問題を、これでもかというぐらい間違い続ける、クイズ大会としては逆の偉業を成し遂げ、まさに一人盆踊り状態のスペクタクルを延々と披露してくれました。
それに追い打ちをかけるように登場した、もう一人の特別ゲスト・
怪獣博士/原坂一郎さんの、至芸だけれどすこぶる怪しい怪獣鳴きまねクイズとお絵描きクイズが拍車をかけて、会場は爆笑の渦に包まれました。
原坂博士の仕掛ける罠にはまり、
「サンダ」と「ガイラ」を言い間違えるという、怪獣ファンにとっては、これ以上はない屈辱的な恥をさらしてのたうち回るガイガン山崎さんを尻目に、狂乱状態のなか続けられたクイズ大会は、得意のゴジラ関連問題で着々と得点を稼いでいた圓山さんを、わずか1点の僅差で抑えた山本先生が地味に優勝。
しかしそんなことはどうでもいいぐらい、ヘッドコントロール装置が故障したガイガン山崎さん&怪人・原坂博士の暴走ばかりがウケに受け、主催者のねらいはクレージーに大爆発しましたが、弊社イベントとしてはかつてない盛り上がりの中、トークライブが終了したのでした。
実はこのクイズ大会、お客さんがこれぞと思う解答者を選んで応援し、その解答者が優勝すれば景品を獲得出来る、という趣向だったのですが、ガイガン山崎さんのあまりといえばあんまりな錯乱ぶりに、応援していたお客さんも諦めの境地を越えて大笑い。初登場にして、自らの思惑とは180度違うことで一躍人気者となったガイガン山崎さんの再出演を望む声も聞こえました。
怪獣映画クイズ王の夢果たせず、そのかわり希代の特撮芸人としての才能を我知らず開花させてしまったガイガン山崎さん。イベント後の打ち上げでは、先ほどまでの姿がまるで別人であるかのように怪獣無駄知識を披露しまくっていたのでありました。
イベントの締めくくりは、遠路ご来場の感謝と末長いご健勝を祈って、会場のみんなから中野監督に喜寿お祝いのプレゼントを進呈。中野監督からは、
「いやあ、面白かった。勉強になりました(笑)」
と、惑星轟天のドリルで穴を掘って金星の地下に潜ってしまいたいような、寛容なお言葉を頂戴いたしました。
かつてないユニークな催しとなった、「権威なき怪獣映画クイズ王決定戦」。
タイトル通り、本当に「権威」を失ってしまったガイガン山崎さんにリベンジの機会は訪れるのか。また完全にガイガン山崎さんに食われてしまった山本先生と圓山さんに陽の当たる日はやってくるのか?そして原坂博士、戦慄の新ネタは!?
まるで次回があるかのように書いておりますが、いや、そんなことは・・・多分・・・・(笑)
※ひっそりと寝屋川限定怪獣映画クイズ王になった山本サトシ先生の作品はこちら!
※イベントでなければホントに怪獣・怪人に詳しい!(笑)ガイガン山崎さん入魂のお仕事はこちら。これは大仕事です!
※実はお絵描きが苦手な圓山剛士さんもイチ押し!
新しい「平成ゴジラ」関連書籍待機中!詳しくは「電撃ホビーマガジン」を参照!
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